!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd"> バスにメルヘン:2021年05月22日 

京つう

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2021年05月22日

もぐらさんの通り道

 おばんどす。

 本日朝、会社に行くために砂利道を歩いていると、
もぐらが通った地面のスジ
右上から左にかけて
こんなスジを発見!
モグラさんが地上近くを掘り進んでいった跡です。
この地面のスジの中をモグラさんが進んで行ったんだあ。
モグラの巣というよりは通路ですね。

 地上に出ちゃって死んじゃったモグラさんを
見たことがありますが、モグラさんって
めちゃくちゃ可愛いんですよ。

 モグラさんが通った地面でした。  
タグ :動物


Posted by ささみつあみあみ at 18:08Comments(2)動物

2021年05月22日

物語『チムちゃんのあさつゆ』第14話

 おばんどす。

 私の作った物語、『チムちゃんのあさつゆ』第14話どす。

紫陽花にあさつゆ
↑あじさいに降りたあさつゆ

では本文。


ささみつあみあみメルヘンシリーズ          ※このお話はフィクションです

             チムちゃんのあさつゆ

            第14話「チムちゃんのあさつゆ」

 2021年5月23日の朝です。
「わあー。あさつゆがあじさいの葉っぱに降りたよ。」チムちゃんはとてもうれしそうに言いました。そして、
「おかーさん、おかーさん!美味しそうなあさつゆが降りとるよ!」と、チムちゃんのお母さんを呼びに行きました。チムちゃんのお母さんは、
「わあ素敵!きれいなあさつゆね。」と喜びました。あさつゆはキラキラと光っています。そして、
「ホー、ホケキョ。」とウグイスさんが鳴き、
「デッポウポポポーポ、デッポウポポポーポ。」とキジバトさんも歌いました。
 「では早速お味見を。ちゅっ。」チムちゃんはあじさいの葉っぱに降りたあさつゆをくちびるで、
「ちゅっ。」と吸いました。そしてくちびるを当てられたあじさいさんは、
「ぽっ。」と、真っ赤になったようでした。
 「私も。ちゅっ。」チムちゃんのお母さんもあさつゆを吸いました。
「美味しい!」二人はあさつゆを美味しいと喜びます。朝、葉っぱに降りるあさつゆはチムちゃんとチムちゃんのお母さんの大好物なのです。
 「ムラサキツユクサさんにもあさつゆ降りとるよ。」チムちゃんのお母さんが言いました。あさつゆはムラサキツユクサの青い花に丸い水玉を作り、キラキラと輝いていました。
「では、いただきます。ちゅっ。」チムちゃんのお母さんはあさつゆを吸いました。ムラサキツユクサさんはチムちゃんのお母さんにくちびるを当てられ、真っ赤になってしまいました。チムちゃんは、
「わー。ムラサキツユクサが照れてアカツユクサになっちゃった。」と笑いました。
 「あたいもあさつゆ飲みたい。」そこへ現れたのは小さな妖精さんでした。妖精さんはあさつゆが大好物なのです。妖精さんの良好なエネルギー源は(本当は妖精は何も食べなくても平気なのですが)あさつゆとハチミツなのです。チムちゃんは、
「あらあらごめんね。あなたの分のあさつゆまで飲んじゃいけないわ。」と言い、小さな妖精さんにあさつゆを譲りました。あさつゆの粒(つぶ)の大きさは小さな妖精さんの口と同じくらいの大きさがありました。
「コクコク。」表面張力(ひょうめんちょうりょく)で丸くなったあさつゆ。小さな妖精さんはお口を近づけてコクコクと飲みました。小さなお口なので「ゴクゴク」という音はせず、「コクコク」という音でした。小さな妖精さんは、
「あーおいしい!元気が出るわ!」と笑顔になっています。チムちゃんのお母さんは、
「あさつゆは空気中の水蒸気、分かりやすく言えば湿気ね。それが朝固まって出来たモノなんだけど、それは神様から妖精達に向けての贈り物なのです。あさつゆの中にはおいしいH2O(エイチツーオー)の中に素敵なミネラルや魔法の成分が溶け込んでいるんよ。人間さんが飲むリポビタンDのようなモノね。だからあなたも元気になったんです。」と、小さな妖精さんに言いました。小さな妖精さんは、
「そうなんですね!だからあたいも元気が出たんだ!それに、あさつゆって、美味しいですもんね!」とご機嫌です。
 そこへやってきたといいますか通りかかったのはチムちゃんのお友達。人間の如月ちゃんでした。チムちゃんは、
「如月ちゃん。あさつゆ飲まない?」と、声をかけました。如月ちゃんは、
「あさつゆ?!ああ、チムちゃんの大好物。」と言いました。チムちゃんのお母さんは、
「あさつゆには素敵な成分がいっぱい入っているから、人間さんが飲んでも元気になるんよ。」と言いました。如月ちゃんは、
「ぺろ。」っとあさつゆをなめました。そして、
「素敵な成分がよく分からないです。」と言うのでした。
 チムちゃんは妖精と天使のハーフです。ウンデーネ(水の妖精)の血が流れているので水質には敏感なのです。
「如月ちゃんは人間さんだからあさつゆの成分がわかりにくいのかな。」と言い、冷えたほうじ茶を出しました。そして、
「このほうじ茶にあさつゆを入れます。」と言ってあさつゆを三滴落としました。落ちたあさつゆは丸い円を描いて溶けていきました。そしてチムちゃんのお母さんが、
「さあ、如月ちゃん、飲んでみませう。」と言いました。あさつゆ入りのほうじ茶を飲んだ如月ちゃんは、
「なにこれ!すごい美味しいんですけど!」と感動しました。小さな妖精さんは、
「多田梨村は空気がきれいだから水蒸気もきれいで美味しいあさつゆが降りるんですよね。」と言いました。チムちゃんのお母さんは、
「その通りです。」と言い、
「小さな妖精さんにもあさつゆ入りのほうじ茶をあげませうね。」とあさつゆ入りほうじ茶を小さな妖精さんにあげました。小さな妖精さんは、
「美味しい!」と感動しました。
 「さあ。トーストが焼けてるぞー。」チムちゃんのお父さんが家から出てきました。これからみんなで美味しく朝ご飯ならぬ朝ごパンです。飲み物はあさつゆ入りのオレンジジュースだそうです。今日はシフトの関係でみんな休日の日曜日。あさつゆの成分で一日元気に過ごすのでした。

第14話終わり      第15話に続きます  


Posted by ささみつあみあみ at 17:00Comments(0)チムちゃんのあさつゆ