2022年12月12日
物語『チムちゃんのあさつゆ』第31話
こんにちわ
私の作った物語『チムちゃんのあさつゆ』
久しぶりの第31話目です。
作者のあみあみが物語を長いこと作らずにいました。
では、本文どす
ささみつあみあみメルヘンシリーズ ※このお話はフィクションです
チムちゃんのあさつゆ
第31話「師走12月」
2022年12月11日日曜日。年の瀬も迫ってきました。
「チムちゃん。お部屋を掃除しなさい。きれいなお部屋で新年を迎えませうよ。」チムちゃんのお母さんはチムちゃんに言いました。しかしチムちゃんはお掃除やお片付けがとても苦手なのです。
「う~ん。汚い部屋。どうやって片付けたら良いのだろう?片付け方がわからんわ。大体なんで年末には大掃除といふ嫌な風習があるのだろうか?ブツブツブツブツ。」チムちゃんは腕を組んで困りました。
「私が魔法使いだったら、魔法できれいにしちゃうのにねえ。」と、チムちゃん。そして、チムちゃんはお友達に魔法使いが居ることをすぐに思い出しました。
「そうだ!魔法使いのお友達、芦花道メイ(ろかみちめい)ちゃんに頼んできれいにしてもらおう!」

チムちゃんは窓から12月の寒空に飛び立ちました。向かうは山奥のメイちゃんの魔女屋敷です。
「うわ~。寒い!」12月の空は寒いです。とにかくメイちゃんの家に急ぎます。
「あらチムちゃん。どうしたん?」メイちゃんが出てきました。チムちゃんはメイちゃんに、
「メイちゃんに折(お)り入(い)ってお願いがあって。」と言いました。メイちゃんは、
「お願い?お願いって何?」と聞きました。チムちゃんは、
「メイちゃんの魔法で私の汚部屋(おへや)を大掃除してもらいたいんよ。報酬はカップ焼きそば!」と言いました。メイちゃんは、
「カップ焼きそばねえ。」と、乗り気ではありません。するとチムちゃん、
「報酬はショートケーキにしませう!」と言いました。メイちゃんは、
「ケーキ?!じゃあ引き受けた!」と言いました。
チムちゃんはメイちゃんのほうきに二人乗りしてチムちゃんのお家に行きました。チムちゃん部屋の窓の鍵は開いています。
「うひゃあ!きったねえ部屋!」メイちゃんは驚きの声を上げました。
「ねー。だから私困ってたんよ。お願い!きれいにして!」チムちゃんはメイちゃんに言いました。メイちゃんは、
「魔女の倉庫の中みたい。」と言いました。チムちゃんは、
「魔女の倉庫の中ってそうなの?」と言いました。メイちゃんは、
「ずぼらな魔女だと、すぐに倉庫の中にものが貯まって汚くなっちゃうんよ。」と言いました。
「メイメイヤギクル……汚ひ汚部屋よきれいになれー!」メイちゃんは魔法の杖で魔法をかけてくれました。
「ジャーン!」あら不思議!チムちゃんのきったない汚部屋はメイちゃんの魔法できれいになりました。
「わあきれい!すごい!流石メイちゃんの魔法!ありがとふ!」チムちゃんはとても感激しました。メイちゃんは、
「これくらいお安い御用よ。では、ケーキをちょうだいな。」と言いました。メイちゃんとチムちゃんは村のケーキ屋さんにケーキを買いに行きました。
チムちゃんは、
「さあメイちゃん。どれでも好きなケーキをどふぞ。」と言いました。メイちゃんは、
「う~ん。どれにしようかなあ?」と迷いに迷って、いちごタルトのケーキに決めました。500円。メイちゃんは喜んで魔女屋敷に帰りました。
「チムちゃんの汚部屋の大掃除、どうなったかしらん。」チムちゃんママはチムちゃんの汚部屋を覗きました。
「まあきれい!」チムちゃんのお母さんは見違えるようになったチムちゃんのお部屋にびっくりです。しかし、
「でも、お掃除苦手なチムちゃんが短時間でここまできれいにするなんておかしいな。誰かに手伝ってもらったな。」とチムちゃんママは言いました。チムちゃんは、
「まあ、きれいになったんだからいいじゃないですか。」と言いました。チムちゃんママは、
「まあいいか。手伝ってくれた人にお礼言っときなさいね。」と言いました。
きれいになったチムちゃんのお部屋。しかし、チムちゃんは気付いていませんでした。12月31日には自然にこのお部屋を汚くしてしまうことを……。年末大掃除が苦手なチムちゃんなのでした。
第31話終わり 32話に続きます
私の作った物語『チムちゃんのあさつゆ』
久しぶりの第31話目です。
作者のあみあみが物語を長いこと作らずにいました。
では、本文どす
ささみつあみあみメルヘンシリーズ ※このお話はフィクションです
チムちゃんのあさつゆ
第31話「師走12月」
2022年12月11日日曜日。年の瀬も迫ってきました。
「チムちゃん。お部屋を掃除しなさい。きれいなお部屋で新年を迎えませうよ。」チムちゃんのお母さんはチムちゃんに言いました。しかしチムちゃんはお掃除やお片付けがとても苦手なのです。
「う~ん。汚い部屋。どうやって片付けたら良いのだろう?片付け方がわからんわ。大体なんで年末には大掃除といふ嫌な風習があるのだろうか?ブツブツブツブツ。」チムちゃんは腕を組んで困りました。
「私が魔法使いだったら、魔法できれいにしちゃうのにねえ。」と、チムちゃん。そして、チムちゃんはお友達に魔法使いが居ることをすぐに思い出しました。
「そうだ!魔法使いのお友達、芦花道メイ(ろかみちめい)ちゃんに頼んできれいにしてもらおう!」
チムちゃんは窓から12月の寒空に飛び立ちました。向かうは山奥のメイちゃんの魔女屋敷です。
「うわ~。寒い!」12月の空は寒いです。とにかくメイちゃんの家に急ぎます。
「あらチムちゃん。どうしたん?」メイちゃんが出てきました。チムちゃんはメイちゃんに、
「メイちゃんに折(お)り入(い)ってお願いがあって。」と言いました。メイちゃんは、
「お願い?お願いって何?」と聞きました。チムちゃんは、
「メイちゃんの魔法で私の汚部屋(おへや)を大掃除してもらいたいんよ。報酬はカップ焼きそば!」と言いました。メイちゃんは、
「カップ焼きそばねえ。」と、乗り気ではありません。するとチムちゃん、
「報酬はショートケーキにしませう!」と言いました。メイちゃんは、
「ケーキ?!じゃあ引き受けた!」と言いました。
チムちゃんはメイちゃんのほうきに二人乗りしてチムちゃんのお家に行きました。チムちゃん部屋の窓の鍵は開いています。
「うひゃあ!きったねえ部屋!」メイちゃんは驚きの声を上げました。
「ねー。だから私困ってたんよ。お願い!きれいにして!」チムちゃんはメイちゃんに言いました。メイちゃんは、
「魔女の倉庫の中みたい。」と言いました。チムちゃんは、
「魔女の倉庫の中ってそうなの?」と言いました。メイちゃんは、
「ずぼらな魔女だと、すぐに倉庫の中にものが貯まって汚くなっちゃうんよ。」と言いました。
「メイメイヤギクル……汚ひ汚部屋よきれいになれー!」メイちゃんは魔法の杖で魔法をかけてくれました。
「ジャーン!」あら不思議!チムちゃんのきったない汚部屋はメイちゃんの魔法できれいになりました。
「わあきれい!すごい!流石メイちゃんの魔法!ありがとふ!」チムちゃんはとても感激しました。メイちゃんは、
「これくらいお安い御用よ。では、ケーキをちょうだいな。」と言いました。メイちゃんとチムちゃんは村のケーキ屋さんにケーキを買いに行きました。
チムちゃんは、
「さあメイちゃん。どれでも好きなケーキをどふぞ。」と言いました。メイちゃんは、
「う~ん。どれにしようかなあ?」と迷いに迷って、いちごタルトのケーキに決めました。500円。メイちゃんは喜んで魔女屋敷に帰りました。
「チムちゃんの汚部屋の大掃除、どうなったかしらん。」チムちゃんママはチムちゃんの汚部屋を覗きました。
「まあきれい!」チムちゃんのお母さんは見違えるようになったチムちゃんのお部屋にびっくりです。しかし、
「でも、お掃除苦手なチムちゃんが短時間でここまできれいにするなんておかしいな。誰かに手伝ってもらったな。」とチムちゃんママは言いました。チムちゃんは、
「まあ、きれいになったんだからいいじゃないですか。」と言いました。チムちゃんママは、
「まあいいか。手伝ってくれた人にお礼言っときなさいね。」と言いました。
きれいになったチムちゃんのお部屋。しかし、チムちゃんは気付いていませんでした。12月31日には自然にこのお部屋を汚くしてしまうことを……。年末大掃除が苦手なチムちゃんなのでした。
第31話終わり 32話に続きます
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Posted by ささみつあみあみ at 10:22│Comments(0)
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