物語『チムちゃんのあさつゆ』第37話

ささみつあみあみ

2025年01月01日 17:40

 おばんどす

 私の作った物語『チムちゃんのあさつゆ』
久しぶりの第37話目です。

では、本文どす。


ささみつあみあみメルヘンシリーズ          ※このお話はフィクションです

             チムちゃんのあさつゆ

            第37話「新年2025年の目標」



 年が明けました。
「令和7年か。」と、年越しチムちゃん。
 新年、2025年になりました。
「今年もよろしくお願いします。」お正月の朝、チムちゃんのお父さんはあと二人の家族(チムちゃんとチムちゃんのお母さん)に言いました。
お雑煮を食べ終わると、そこへお友達の如月(きさらぎ)ちゃんがやってきました。
「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」如月ちゃんはごあいさつです。
「今年もよろしく。」チムちゃんのお父さんもお母さんも如月ちゃんとも仲が良いのです。
 「明けましておめでとうございます。」そこへ年賀状の配達(高校生のバイト)がやってきました。
「わー。今年は誰から来てるかなー。」チムちゃんは目を輝かせながら自分宛の年賀状に目をやりました。
「うんうん。学校のみんなから来てる。ねりくんとひなちゃんからも来てる。」と、チムちゃん。如月ちゃんは言います。
「ひなちゃんってこの年賀状もパソコンで作っているんでせう。きれいね。こういうのコンピューターグラフィックって言うんだろうね。さすがひなちゃん、コンピューターの名手だけあるわ。」別の学校のお友達のひなちゃんはコンピューターにとても詳しいのです。
 「あれ?作者からも来ている。あの筆無精(ふでぶしょう)のささみつあみあみから年賀状が来るなんて珍しいな。」作者からの年賀状の内容は、
「チムちゃん様、明けましておめでとうございます。最近ほとんど『チムちゃんのあさつゆ』の物語を作成していませんが、あいそをつかされないようにお願い致します。2025年もよろしくお願い致します。ささみつあみあみ。」という物でした。如月ちゃんは、
「作者のあみあみさん、多田梨村に今日来てるよ。」と言いました。チムちゃんは、
「ほんと?会ってみたい。」と言いました。如月ちゃんは、
「さっき、セブンイレブンにいたから、まだ近くに居るかもしれない。きっとこの村までバスに乗りに来ているんじゃないん。」と言いました。
 チムちゃんと如月ちゃんは多田梨村のバスの駅に行きました。このバスの駅、多田梨村のバスが発着するターミナルです。作者のささみつあみあみはバスヲタクでバスに乗るのが好きなのでバスの駅に居るかもしれません。
 「あったかい。」バスの駅内の待合室はストーブで暖かいです。居ました。作者のささみつあみあみ。
「あみあみさーん。」チムちゃんと如月ちゃんは作者あみあみに声をかけました。
「あっ。どうも。」あみあみは立派なみつあみを揺らして言いました。新年のあいさつは忘れているようです。
「明けましておめでとうございます。」チムちゃんと如月ちゃんはあみあみに新年のごあいさつをしました。
「あ、明けましておめでとうございます。」あみあみは言いました。チムちゃんは、
「新年早々作者さんに会えるなんて良かったわ。」と言いました。あみあみは、
「え?そう?私なんかに会ったら運気吸い取られるかもよ。」と言いました。如月ちゃんは、
「そんな非科学的なことありませんよ。」と言いました。
 話題は今年の目標のことになりました。チムちゃんは
「私の2025年の目標は『毎日早起きする』なんだけど、如月ちゃん、今年の目標ってなんかある?」と、如月ちゃんに聞きました。如月ちゃんは、
「私の今年の目標は、『今年こそ私の歌でテレビに出る』こと!」と、力強く言いました。如月ちゃんは、
「シンガーソングライターの私は、ギターをもっと練習して、テレビでリサイタルを中継してもらうのが夢なん。今年はその夢を叶えたいな。」と言いました。そしてチムちゃんは、あみあみに、
「作者さんの今年の目標は何ですか?確か去年、2024年は目標は無かったとお聞きしたような気がしますが。」と聞きました。あみあみは、
「今年の私の目標は、『仕事するときは仕事。遊ぶときも仕事。』というものです。遊んでいるときも仕事のことを頭に置いておこうと思います。」と言いました。如月ちゃんは、
「遊んでいるときも仕事のことが頭から離れないんじゃ大変じゃないですか?」と聞きました。あみあみは、
「それぐらい仕事に真剣になった方が良いと思ってね。去年の暮れは仕事中、目が回って気持ち悪くなって仕事がうまく出来なかったから、それぐらい仕事に気合い入れた方がいいと思ってこういう目標にしたんよ。」と言いました。チムちゃんは、
「作者さんのお仕事って、なんでしたっけ?」と言いました。チムちゃん、あみあみの本当の職業を忘れています。
「病院の掃除をする仕事だよ。」と、あみあみは答えました。そして、
「もしも私が本当の物書きになることが出来たら、掃除の仕事と物書きのダブルワークになるね。そうなったらうれしいよ。」と言いました。如月ちゃんは、
「作者さん、あまり無理しないようにね。」と言いました。
 「じゃあ、牧原(まきはら)高原に行くバスの時刻なんで、私はバスの旅を続けます。」あみあみはそう言ってバスに乗って去って行きました。如月ちゃんは、
「作者さんも大変だね。目が回って気持ち悪いなんて、働き過ぎじゃないのかしら。」と心配していますが、別にそんなことはないので大丈夫なのであります。
 さて、お正月といえばお年玉ですが、
「如月ちゃん、今年のお年玉はどれくらいもらったん?」チムちゃんは如月ちゃんに聞きました。如月ちゃんは、
「さわった感じがなんかいやーな予感がするんだけど。」と言いました。チムちゃんも、
「私もお年玉ぶくろをさわった感じがいやーな感じがするんだけど。」と言いました。そして、
「二人同時に中身を出して見ませう。」と言うことになりました。
「ポトーン。」お年玉袋の中からパチンコ玉が一つずつ落ちてきました。
玉を落として「おとしだま。」チムちゃんも如月ちゃんも2025年のおとしだまはがっかりなのでした。


第37話終わり        38話に続きます


お待たせ致しました。久しぶりの『チムちゃんのあさつゆ』
次回は未定どす。

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